フォルシアと競技プログラミングと私

フォルシアと私

私がフォルシアで働き始めたのが2016年なので、もうすぐ丸4年が経ちます。 キャッチコピーは「見つからなければ、始まらない」から「見つけることから、始めよう。」に変わり、ビジネスも「検索」の受託からより大きな「意思決定のサポート」という領域に広がってきています。 社員数も約120名と私が面接を受けていた頃の2倍近くになりました。(まだ全員の名前を覚えられています。)

就活時は技術力が必要で裁量を持って働ける会社がいいなと思っていて、先輩に勧められたGoodfindに紹介してもらってフォルシアを知りました。 説明会に1回、面接に3回、大学3年生の1月には内定を頂いて、就職活動を終えました。 大学は政治経済学部だったのですが、検索へのモチベーションの高さを説明したり、応用情報技術者試験に合格していたり、code thanks festivalで6位を取ったり、ProjectEulerを解いていたのが良かったのかもしれません。 同期の学歴の高さや人間性の素晴らしさを鑑みるに、即戦力の変な子枠だったのだろうと思っています。

検索は技術的にもアルゴリズムの改善や定数倍高速化、クエリに対する回答ランキングの精度改善(これはレコメンド領域にも広がっていく)と面白いところがたくさんありますし、 これまでは見つけられなかったものが、自分が書いたプログラムによって見つけられるようになるという、間違いなく人類に貢献していると感じられるところが良いです。 もちろんこんな具体的なことは大学生の時には考えておらず、「面接でしっかりと話を聞いてくれ、優しいし賢い人達で一緒に働いたら楽しそうだな、競プロのスキルを活かしてプログラムを書いて、いいお給料がもらえたら嬉しいな。「これまでの不可能を可能にする」ってめっちゃかっこいいやん。」と思っていました。

競技プログラミングと私

競技プログラミングと私の出会いは高校2年生の時で、廊下に張られたSuperConのポスターがきっかけでした。 一番簡単な問題が2*1のタイルをn*2に敷き詰める敷き詰め方を数えるプログラムを書けというもので、当時フィボナッチ数列が再帰関数で書けて、メモ化できてということを知らなかったので衝撃的でした。 中学生くらいからホームページを作ったり、簡単なゲームを作ってみたりしていましたが、それまではプログラミングは何かを動かすための手続きを書くものに過ぎず、同じ結果を求めるのにこんなにも速度の差があるものなのかと驚きました。 和歌山でも蟻本が売っていてお小遣いで買ったのですが、難しすぎて理解できずという感じでした。(※最近の任意の高校生は私より優秀ですね。)

その後、大学生になる頃に自分のPCを買ってもらったり、AtCoderで日本語コンテストがあるぞということで徐々に競プロにのめり込んでいきました。 競技プログラミングに出会っていなければおそらくプログラミングを仕事にしようと思わなかったでしょうし、会社も私を雇わなかったでしょう。

フォルシアと競技プログラミング

2016年に私がフォルシアで働き始めてから行ってきた、競技プログラミングの布教活動と関連した採用活動について時系列で整理してみました。

ある程度、社内にあった高速検索の技術と競技プログラミングの文脈をつなげることに成功したのかなと思っています。 4月にはサマーインターン1期生が入社して来てくれるので一緒に働くのが楽しみですね。

4年働いてみてどうですか?

概して最高に近い環境です。上記のような取り組みもさせてくれますし、アルゴリズムの改善や競プロで身につけた考え方が使える仕事も他の会社よりは多いだろうなと思っています。

まず、フィロソフィーを読んで、ポルカドットスティングレイの『女神』を聞いて欲しい。


ポルカドットスティングレイ「女神」MV

絶対的にここにしか居られないわけじゃない 地を這ってここに居たい

何が言いたいかというとこれで、プロとして顧客に価値を提供し続けられる集団で価値を発揮し続けられるように頑張っていきたいなと思っています。 この辺りは文字だけでは伝えきれないので、もっと聞きたい方はご飯誘ってください。

お知らせ

今月末2/29(土)にオンサイトのコンテストを開催します。今回は過去2回と比べて規模が大きくなっているので、よりオンサイトの楽しさが味わえるといいなと思っています。 現段階で83/55人の応募を頂いていますが、抽選なのでまだまだチャンスはあります。興味のある方はチャンスと思ってご応募ください。

forcia.connpass.com